かすかにかする

かすかにかすります。

ホモ・サピエンスの涙

最初の記事は縁起を担がないとダメ、

と言われて、この作品です。

 

最初から映画偏差値高いのキタ。

 

映画祭で上映されていました。

会場に着きますと、まず始めに、検温します。

「36.3です。」

 

まずまずの数字です。

結果を告げてくれるのは珍しいので、

嬉しくなりました。

 

さて、非常に短いストーリーを1シーンずつ。

1シーン1カットで。

 

そして、よらない。

 

目が悪いので、よく、みえない。

でもきっと、この監督は観客の想像力、

いや、創造力を信じています。

 

突き放されているようで、試されているようで、

実はわたしたちを信じている。くちなしの香り。

 

日本にも、こんなに観客を信じてくれる監督がいたらな、

そう思いつつ、会場を去りました。