糸
「ときめきトゥナイト」という漫画で、
そうなる運命にあったら、どんなに逃げようとも
運命は向こうから追いかけてくる
というようなセリフがあり、
終始、『ジョーカー』みたいなテンションの私は、
地獄や!と思いますが、
少女マンガなので、少女が大魔法使いになるか、恋をとるか、
という論点で使われていてどちらにせよ、幸せな未来が少女には待ち受けている、
そんな素敵なシチュエーションだったと記憶しております。
さて、この映画も運命の二人を描いていますが、
逢うべき糸に出逢えることを人は仕合わせと呼びます
の歌詞に合わせて、すれ違いを繰り返します。
出会いは、出会うべくして出会ったパズーとシータのごとく、
天からレンが降ってきます。
あとは東京ラブストーリーの名曲が
脳内に流れるようなシーンを繰り返します。(糸ですね)
歌詞というのは、それぞれに思い描くものがあるから
心に染み入るのであろうと思うのです。
というわけで、それぞれが思い描く『糸』を製作するのはどうでしょうか。
新海誠版『糸』
是枝裕和版『糸』
三谷幸喜版『糸』
清水崇版『糸』
ロイ・アンダーソン版『糸』
みんな、どれかにはひっかかるかなと思います。たぶん。